茶の湯 お湯を沸かすと言う事

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夜咄(よばなし)お茶事の一つで日暮れに行う お茶事の一つですが
通常の昼食時間に行う正午の茶事が基本ですが それを行う時間が 
夜に成ると言うだけです 自分も初心者のときは 何の話をするのか?
興味が有りましたが 話はしませんでした(笑

夜の長い時期に行う事が多いお茶事ですから 気温も寒い時期に成ります
来て頂くお客様には 特に温かいお茶を差し上げたいと言うのが亭主のおもいです

水は沸点が100℃とか言う事ではなく 温かいとは気持ちの加味された持て成しで
エアコンのスイッチを入れるとか ストーブに火を点けるとかでも良いのですが
持て成すと気持ちを表現することは 非常に難しいのですが 色々な気配りをする事

そしてお客さんはご亭主の心入れを感じる事 其々が理解出来ると良い席に成ります
茶道だけでは無いと思いますが 相互理解が慣用と言う事ですね

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茶の湯では今でも炭で湯を沸かします そしてその炭の具合が非常に難しいのですね
早く炭が燃えすぎたり 逆に遅くてお湯が沸かないとか 
炭は事前に 寸法にカットしますが炭一本を切るにも時間をかけてゆっくり引きます
そして引いた粉が炭について パチパチと跳ねると着物や畳を焦がしますので

引いた粉を炭から洗い落とします 水を含ませるので乾燥させます その乾燥具合を
季節に合わせて上手にする事で お客様のタイミングに合わせる事が出来るのですが
多くの経験をしなければ上手く行きません

冬の時期は 炉の火が何よりの持て成しです お客様に食事を出す前に炭を入れます
食事をしながら 徐々に湯の沸くのを見て頂き温かさも伝われば良いのですね

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沢山の手順を重ねて お湯が出来るのです ティファールで沸かしたお湯も
茶釜で沸かしたお湯も一緒かもしれませんが 気心を感じる方にはお湯が
違って感じるかもしれません

茶の道に長く携わると言う事は そんなお湯がとても美味しく感じる為の
処方箋なのかも、、、 美味しいお湯がわかる様に成りたいものです

PS
 科学技術が進歩し 何でも便利に成る世の中ですが 時間短縮で
 消えて行く物も沢山有ります 時間を費やしても良い事
 忙しい日常ですからこそ ゆっくりとした時間を求めるのかも知れません。

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