ホフマン式綸窯 明治時代に活躍したレンガ工場

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随分昔に ホフマン式のレンガ窯を保存するという趣旨の集会に行き
この窯の存在を知りました その時は崩壊の恐れが有るので中には
入れず 外からの見学でした

今回綺麗に成ってから初めて訪れましたが 説明付きで見学をして
窯の仕組みや当時 作業に携わった人の話や此処で遊んだ人たちの
情報が集まり 窯が活躍してた頃の話を面白く聞けました

明治から大正の頃全国で50箇所近く同じ様な窯が有ったそうですが
現存する物は4棟ですが 形が有るものはここ野木町だけだそうです

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内部は16室の窯に分かれて居ますが イメージしていた部屋ごとの仕切りは無く
全てがつながって居るので一周100mの円に成って居るので丸いトンネルです

16室に分かれているのは 其々にレンガを入れて焼いたり 冷ましたりするのです
時計回りに搬入や搬出を窯に火を入れたまま出来るので永久的に繰り返す事が出来る

本焼する窯の上から燃料の粉炭を入れて 空気の流れをコントロールするダンパーと言う
弁の開け閉めで1部屋の温度を1000度に上げて本焼をします 熱い空気の流れ方で
少しづつ温度を上げたり冷ましたりするのでエネルギーロスが少なく大量生産に適してる

年間の生産量は450万個に達するとかで 東京駅や横浜赤煉瓦倉庫など多くのレンガ
建築に使われたそうです

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燃料の粉炭を入れる場所ですが その投入口で近所の子供が遊びに来て 職人さんが
イモや栗など焼いて食べたそうです 当時の風景を想像し微笑ましい話しです

この窯が出来るまでは 敷地内に有った登り窯でレンガを焼いて この英国式の
ホフマン窯を作ったそうです 安土桃山時代の頃から明治までは登り窯を使って
いたのですね

明治以降 西洋式の建築技術が入り 鉄やレンガ造りの鉄橋や建物が増えた時代ですね
近代日本の建築に多く使われた建材の製造拠点を見るのと 当時此処で働く人々の姿が
想像できる展示は必見です是非お出掛けして下さい。

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