日本料理 中村 ビフォーアフター

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築70年に成る日本家屋です 途中2階を増築された様です
屋根が瓦からコロニアルと瓦棒(トタン屋根)に成ってるので
70年の感じではありませんので時代を似せた感じにしてみました

庭も古い木も有りましたが 全利用者が恐らく駐車場を優先し庭を
縮小したのでしょう 以前は車社会で無かったので駐車場も無く
古い大谷石塀で閉じられて居たのだと思われます

今回は駐車は其のままで外構工事はアプローチと潜り門 蹲(つくばい)
この写真で完成ではありませんが 既存の右側の大きな木を入れ替えて
枝垂れ梅を入れました その部分の写真は後日お見せします

アフターの写真が
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既存の玄関が11cmと8cm下がって且つ下が3cm開いてました それを修正し
背筋の通った年寄りに成りました(笑 
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潜り門も自然石の上に乗せる詫びた仕様で作りました 扉は門の幅が120cmですので
引き違いの戸では出入りが狭いので 通常180cmの幅が有るのですが アプローチを
長く見せる為にも 幅の狭い敷石と狭い潜り門で 奥行きが見えるのですね

その為に引き違いでは無く 内開きの扉にして閂(かんぬき)でカギを掛ける様にしました
屋根は杉板を3段葺きし重ねの部分に竹を重ねて棟も竹の笠木を乗せて耐久性に考慮しましたが
どの位 持つのか正直不明です 

実家の犬小屋を自作した時に 屋根を葺く予定でしたが下地のルーフィングと言う油紙の様な
下地を張ったまま17年経ってしまいましたが 下地のベニヤが腐らなかったので 今回は
3層の中にルーフィングを入れて有るので 上層の杉板が痛んでも大丈夫かと?
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庭師の親方が色々とご苦労して探して頂いた 拘りの立ち蹲(つくばい)が以前から其処に
有った様な存在を出して居ます 昔の曲がり屋のトイレの前に良く見た景色ですが 最近は
殆ど見なく成りました

今回の作庭外構工事は既存建物と調和を寄り重視しました 女将の拘りの多くのポイントが
とっても調和のとれた出来に成ったと携わった業者の方と自分は思ってますが 以前を知る
お客様は変化した事に 驚いて頂けると思いますが 新たに来られる方々には普通に溶け込み
何の違和感も無いと思われ

多くの変化させた凝った仕事が存在感を隠したと言う事は 数寄屋を愛する自分にはとても
嬉しく 良い仕事をさせて頂いたとオーナーと業者さん達に感謝です
京都俵屋の女将の名言に「100人中1人のお客さんにわかって頂ければええんです」と
中村の女将さんも 同じ事を言ってました 最善を尽くしてそれらの多くの事柄が隠れる事
これが日本の控えめな美しさと感じた仕事でした。

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