オリジナルの家具 デザイン家具を作る

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建築家と言われる職業は 建物だけでは無く 庭やガレージ アプローチなどの
外観をデザインする事も 重要な仕事だとおもいます

そして内部に関して カーテンや窓周りのセレクト 壁面を飾る絵やオブジェにも
気を使いたいものです

そして何より大きな存在が 家具ですね、、、
家具のセレクトは勿論 出来れば建物やオーナーに合った家具をデザイン出来ると
良いのですが 予算と時間の問題で感覚に近い既製品で妥協します

無論 妥協と言っても優れたデザインの家具は沢山有り それを上回る物を
作れるのか? と突込みが入りそうですが  オリジナル家具の醍醐味は
寸法や搬入を考えずに その建物の一部と成れる様な 建築の一部に他ならない

何気無い棚や物入れも家具の一つで 建築中で無ければ出来ない物も有るのです
既製品は 平均的な利用者を目的として作られるので 
  例えば  ダイニングテーブルなど一般的なサイズが有る 長さ1。4m~1.8m
       これは 材料の定尺が1.8mでそれ以内が殆どです
そんな状況で 2mを超える 大型のダイニングテーブルは非常に高価ですね
大きなダイニングが入る家=大きな家=お金持ち  と言う訳で極端に高価になる

また消耗する家具たちは 安いと言えども如何なものか?
家と同じか 雨風が当たらない家具は 家より長生きして欲しいものです

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写真は椅子の博物館に行って 考えさせられた事が

物の寿命(建物・家具・その他)とは
  素材の寿命    構造上の寿命   そしてデザインの寿命が有る

Yチェアのペーパーコードは無論消耗しますが 張替えが可能ですし
構造フレームも相当長く持ちそうですし 修理で治ります
何より 長い間 世界中で作られてる一級品ですので飽きが来ない
などを考えると 10万前後と安くは無いが 高くも無いのでは、、、

自分が携わる多くの施主の方々に ご理解をして頂き良い物を
セレクトさせて頂いてます そしてそれらのヒット商品に負けない
オリジナルの家具が出来ればと 日々考えて居るのです

此れから始まる益子の家にも 3m位のテーブルを作りたいものです。

面白い椅子たちの選択

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セパタクローと言う名の椅子が この写真です
赤とグレーの2ケをサブチェアーやオットマンの代わりに
購入したお客様  中々の座り心地に喜んでおられます

家具好きの若者が増えていますし 沢山の情報やマスコミでも
特集が組まれる デザイン系の椅子ですが 

オーソドックスタイルや巨匠シリーズなど ジャンヌも沢山有ります
人気の北欧家具やイタリアデザインなど 多くのオシャレな場所で
目にしますが 版権が切れたコピー物やジェネリックと言う表現の
コピー製品 本物が高いと言う事で出回る多くがコピー製品かと思う程

仕事柄 本物と言われる物と それ以外を比較検証してまいりましたが
本物と言って良い物から 笑ってしまう以外無い物まで沢山有り驚きます

有名なコルビジュの椅子やセブンチェア等はスチールの足の部分が
クロームメッキで出来て居ますが 中〇製の物はステンレスを磨いて
作って居ます 彼らの言い分はメッキよりステンレスでこちらが良いと、、、

デザイナーの意匠は無視され作り手の解釈で一人歩きしてしまい今日の有様です
細身の黒っぽい金属が素敵だと思いますが 錆びないステンレスが高級と言う、、、
そんなオリジナルを無視したものが 横行してる昨今 是非とも本物を見て
下さい

但し ホルムのバランスは取れて居ますが 実際座ると 座面の高さが高すぎて
靴なら兎も角 スリッパやはだしでは踵が付かない物も沢山有りますのでご注意!

同じコピー製品でもイタリア製の物は 本物に敬意表して作られてると思われます
北欧のコピーは少ないと思いますが お隣の大きな国の考えは 理解出来ません


そこで 何にも似てないオリジナルな物に挽かれる今日この頃です。

ミースのバルセロナ・チェアの力

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  和の設えが洋に合うのか? 

  優れたモダンファニチャーが和に合うのか?

巨匠と言われた作品には時代も国も関係なく馴染んでしまう所が凄いですね
ミースもコルビジュもスチールを多く取りいれ家具を作っていますが 時代を超越し
何時の時代にも独特の存在感と融和が有り シンプルで飽きの来ないデザインです

優れた物は好き嫌いなく色々な物と場所に溶け込む力が有るようで 故に長く
愛され続けるのでしょう  そんな物だからコピー製品が多いのも事実です

ある程度オリジナルに忠実に作って有る物と 勝手な解釈で作った粗悪品があります
クロームメッキの部分をステンレスで作り オリジナルより優れてるとバカな事を
主張する族???


東京オリンピックのロゴ問題もそうですが コピーの国を批判して居た我が国も
嘗ては 世界の優れた製品を真似続けて今日が有り まねする所から始まるのは
しょうがないが 優れた文化は法や規則で縛る事では無くて 自らのモラルが
肝心です  我が国のトップの人達のモラルを観察しなければならないのは、、、

如何にも残念です。

建築家が考える家具 新作発表です

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施主の奥様が使う机を作って欲しいのリクエストが昨年の秋に頂き
先週やっと納品いたしました

机と引き出し それと 自在棚を作りましたが 写真はその内の袖机(引き出し付き)

神社の境内で立ち枯れした神木を利用して天板を作りまして 
鉄骨の3本足でバランスをとり 4段の引き出しは其々に木の種類を変えてみました
ですから拭き漆塗りですが色気が随分違います 天板の神木は桧でエゴマ油塗り

机の置き場所がロフトで 下から見えるのと後ろ側が見えるので バックスタイルの
デザインを気にして作りました 今回制作にご協力頂いた クロサキ工芸社の木を
生かす技術と情熱で家具としての第二の用途が始まります 

色々と難しい注文を御願いして 大変恐縮です これに懲りずに宜しく御願い致します。

クヌギの木を伐採してテーブルを作る

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益子町で茶室に掛かる大きなクヌギの木を処分して欲しいとの依頼で
クヌギの大木を倒したのが13年の春でした(過去Blog掲載)

そのクヌギが余りにも立派だったので 何かに利用出来ないかとおもい
クヌギの木が有った 島岡製陶所さんの板蔵を改修をしていたので
カウンターに一部使用したのと 一番の太い木は板にひいて只今 保存中!

その巾約1mで長さは5mと巨大な板材で厚さも十分に有るので色々な
物に使えるはずです 今回のテーブルは同じく伐採したクヌギの中で
少々細い物 とは言え丸太の巾は80cmは有り長さは3mでした

その丸太を一方は丸面で一方は直角に落とし 長さを2,4mにカットしました
厚さは4寸(12cm)で二枚に分けて その間に漆で仕上げた欅の角材を入れ
大きなテーブルに成りました  其々の重量が有るので大谷石の足に乗せただけ

3枚のテーブルをずらしてみたり出来るのですね 写真は開き止めの蝶型くさび
飛び出した部分も大きく 後で木が痩せたら打ち込みます

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きちっと並べるとこんな感じです 超重量級のクヌギのテーブル床の補強も
鋼製束と大引きの追加をしました 足が90kgx2ケ テーブル100kgx2
センター漆の欅が20kg 何と合計400kgとグランドピアノより重いですね。

壁面緑化 プチリホームの仕上げ

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年末に無事に竣工した 渋谷の家 大掛かりなリノベーションは3年以上前
築50年近くの木造家屋を大規模リノベーションをしてからの最初のバージョンUP
と言う事で 手先の器用な奥様とコラボがこの緑化壁です

初めて施工したとは思えない程の出来栄えです その奥様のブログが
アメブロの帰ってきたちぃぽっぽhttp://ameblo.jp/chi--poppo/
上記のブログから写真を拝借してまいりましたのでその他沢山出ています

庭に蝋梅が有り 梅を愛でる様に出来たサンルームが一番の居心地の良い場所
梅から始まり 桜と紫陽花が借景で見れるとても良い立地です 此れからの
シーズンは春満載の環境は都心部とは思えない自然豊かなところです

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早春の光が入るサンルームは 珪藻土と大谷石の壁面に囲まれ庭に向かって
壁が広がる台形の居室でサイズ以上に広がりを感じます。

ライトUPした夜の風景も良いのですが 今後照明についてはバージョンUPが
更に良い演出に成る事でしょう。

カルテル・ブックワームを取り付ける「コートハウスA」

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オブジェの様な本棚は 英国のデザイナー 「ロン・アラッド」が手掛けた
本の虫と言う意味の ブック・ワーム

カルテルが手掛けて 勇名に成りましたが 元々鉄板のロールで作られて居て
メーター売りをしていた物を カルテルがプラスチックを匠に使い改良を重ね
現在 3m 5m 8mと種類を販売してるのですね

今回は今年最初の仕事で会社が始まる前に 竣工後2年を過ぎた家のリビングに
取り付けました ブルーとレッドの3mは在庫があるのですが 白の5mは4ヶ月
近く待って 受注商品でした 


さて本商品 お金を出せば誰でも購入出来ますが 取りつけは非常に難しい、、、
何が難しいかと言うと マニアルと言うか どの様に設置したら良いか
取り付ける人のセンスで変幻自在に変化します 

ほんの少しの曲がり方や ブラケットの角度や方向で表情が可也変化するのです
そして一番の問題がぶっつけ本番で 下地の穴を開けてからの変更では汚く成る

デザイナーが考えたブックワームと言う製品 その製品が色々な形のオブジェに
成ると言う オーナー達が育てて行くと言う製品です よってこれで良いのか?
もっと方法は無いか? などと悩んでいると一向に進まない 

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今物件は 此れを付けようと言うイメージが有り 下地も考えたが 既存の
木造住宅では下地の問題も有り 間単には行かないのですね、、、簡単なボード
アンカーで取りつけてしまう事も出来ますが 本の重さを考えると しっかりした
下地と取りつけ方が肝心です 

仕事を請け負う側の 責任の重い製品で気安くは請け負えませんね(笑

オリジナル家具  洋風建築にマッチするモダン座卓の制作

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色々と出入りをさせて頂いてる 益子の窯元で島岡製陶所さんの依頼で 
クヌギの大木を伐採しましたが そのときに倒したクヌギはとても立派で
薪にしてしまうのは勿体無いので 製材をしてみました

一番大きな大木は 長さ5m巾1mの厚板に挽き 後ほどテーブルや
床材にも成るかと言う事で 薪小屋にて乾燥してます

そして小さなクヌギの方を 私の先輩が座卓が欲しいと言う事で
材木を利用させて頂きました そして巾の小さな板をどの様にテーブルに?

自然の風合いはトクサで磨きエゴマ油で仕上げる方法と 漆で仕上げる
テーブルセンターとの組み合わせを考えています

クロサキ工芸さんに依頼をして漆の工房を拝見すると 鯨のひげのヘラや
桧のへらが並んでいましたが 伝統工芸を生み出す道具も伝統に沿った物が
使われるのですね

クヌギの材木は乾燥するのに時間が掛かるので 使いながら乾燥しましょうと
言う事で 伐採からおよそ2年目の来年2月ごろに納品予定ですので
今しばらくお待ち下さい


オリジナル家具ですが クロサキ工芸さんには デザインデスクと引き出し
ベンチなども依頼していますが どれもこれも時間が掛かるものですが
其々に 使う人の個性に合わせて デザインをする事も非常に楽しく面白い

家一軒 家具をデザインしてみたいものです。

オリジナル家具 ベンチ

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ベンチと言うと 「ジョージ・ネルソン」デザインの物が有名です
自分もとても大好きな家具の一つです 和モダンなフォルムは
色々なシーンに良く合います

今回作成したベンチは 桧の御神木があり それを使いたいと言う物で
単純に製材して 材料にしてしまえば良いのですが 木目が良いので
民芸風は好まないのですが 新たなチャレンジと言う事で作ってみました

制作に協力して頂いた クロサキ工芸の黒崎様にはわがままを申しました
2年前に作って頂いた 同じ施主のダイニングテーブルもとても素敵で
匠の心意気が感じられる物です

物作りへの拘りの有る人との 打ち合わせはとても楽しく勉強に成ります
そして 触発されて更なる創造性が生まれて来ます 新しい形を生み出す
事はとても楽しいことです

この後3ヶの制作を御願いしてるものが 楽しみです。

薪ストーブの温かさ リノベーション住宅の中心に、、、

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RC(鉄筋コンクリート)住宅のリノベーションで3年前に 2階部分を
前面改修した物件で 今年春から進めていたリノベーションが漸く区切りが
付きました

今回は前回 手付かずの一階部分で2階にキッチンやお風呂が有り
生活の略全部が2階でして 一階は元は広い事務所スペースと倉庫
その場所が物置化していて 2階に至るアプローチがどうにも
素敵で無かったのです

今回は水周りのボリュームは少ないのですが 面積が広いのです
その広い場所の利用は ビルトインガレージと多目的なプレールーム
巨大なシューズクロークとウォークインクローゼットです

その中心に
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写真では大きさが伝わりまあせんが 55cmの薪が横に入るガラス面の
大きなストーブが鎮座します

ストーブのバックにレンガや石を張りますが 今回は北側の壁が20mも
有り その部分のデザインに高さ120cmで巾20mに大谷石を張り
ストーブの直ぐ後ろには Rに曲げた白い鉄板を配置しました

部屋の様子は別の機会に写真をUPしますが 今回はストーブの火入れ式
様はストーブの慣らし運転と操作の仕方を説明させて頂きましたが
何時もストーブを扱うと 時間が長く成ります

火に見入ってしまい 時間の経つのも忘れてしまいます
かすかな薪の燃える音とゆらゆらと登る炎を見てると 心が落ち着きます
ストーブが有ると冬の来るのも良い物だと思うから不思議です

日常とは少し違う週末をストーブと過ごす どんな音楽を聴いて
何の本を読みましょうか?